タレントのローラさんが広告塔で話題の仮想通貨取引所、DMMビットコイン。他の取引所との最大の違いは、「アルトコインのレバレッジ取引が可能」という点。これから使ってみようと思った時、こんなことを疑問に思いませんか?
- DMMビットコインってどんな取引所なの?
- アルトコインのレバレッジ取引ってどういうこと?
- DMMビットコインで取引するメリット・デメリットは?
- どんな人に向いてるの?
- 手数料や取り扱い通貨の一覧が見たい!
この記事ではそんな疑問を解消するべく、DMMビットコインについて詳しく解説をしています。これを読めば、あなたがDMMビットコインを使うべきかどうかがすぐにわかります!
DMMビットコインとは?
DMMビットコインとは、ネット通販やオンラインゲームで有名なDMMが設立した仮想通貨取引所です。
イメージキャラクターにタレントのローラさんを抜擢し、コマーシャルにも力をいれているため、仮想通貨に詳しくない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
DMMビットコインの最大の特徴は、アルトコインのレバレッジ取引(FX)ができることです。レバレッジ取引とは、「少ない資金でその何倍もの大きな金額の取引ができる」取引方法のこと。
実は、現在日本でアルトコインのレバレッジ取引ができるのは、DMMビットコインとQUOINEX(コインエクスチェンジ)だけなのです。
さっそく、DMMビットコインのメリットをくわしく解説していきます。
DMMビットコインのメリット
DMMビットコインには、さまざまなメリットがあります。メリットを理解して、他の仮想通貨取引所と賢く使い分けましょう。DMMビットコインのメリットは、以下の5つです。
- 日本で2か所のみ!アルトコインのレバレッジ取引が可能
- 7種類の豊富な取扱通貨!通貨ペアは14種類も
- 初心者も使いやすい!無料で使える取引アプリ
- 取引手数料をはじめとした各種手数料が無料!
- 365日・24時間サポート、LINEも対応
- 日本で2か所のみ!アルトコインのレバレッジ取引が可能
DMMビットコインでは、現物取引とレバレッジ取引の2種類の取引方法が用意されています。最大の特徴としてすでに紹介した通り、DMMビットコインでは、アルトコインがレバレッジ取引できるというメリットがあります。
まずは「現物取引」「レバレッジ取引「アルトコイン」といった用語について、それぞれ説明していきます。すでに用語の意味を理解している方は、スキップしても大丈夫です。
- 現物取引とは?
現物取引とは、ユーザーと取引所との間で、取引のたびに現金や仮想通貨の受け渡しが行われる取引のことです。そのつど現物(現金や仮想通貨)が取引されるため、現物取引では、ユーザーが取引所に預けている資金の範囲内でしか取引できません。 - レバレッジ取引とは?
レバレッジ取引とは、現物取引とちがって、現物(現金や仮想通貨)の受け渡しなしでも取引できる取引方法です。現物の受け渡しがないので、取引の際に、取引金額の全額を用意する必要がないのが特徴です。要するに、レバレッジ取引なら、ユーザーは預け入れた資金以上の金額の取引を行うことができるのです。 - アルトコインとは?
アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。アルトコインは、現在1,000種類以上存在するといわれています。DMMビットコインでは、そんなアルトコインの中でも比較的有名な、「イーサリアム」や「リップル」などの通貨が取引できます。
あらためて、「アルトコインのレバレッジ取引ができる」というメリットについて解説していきます!
日本で2か所のみ!アルトコインのレバレッジ取引が可能
DMMビットコインは、アルトコインもレバレッジ取引ができる、希少な仮想通貨取引所です。DMMビットコインでレバレッジ取引できるアルトコインは、下記のコインです。
- イーサリアム
- ネム
- リップル
- イーサクラシック
- ライトコイン
- ビットコインキャッシュ
DMMビットコインのレバレッジ取引では、5倍のレバレッジがかけられます。たとえば、2万円の資金があれば、その5倍にあたる10万円分の取引が可能ということです。
「ビットコインだけでなく、アルトコインもレバレッジ取引したい」という人にとっては、DMMビットコインがうってつけの取引所といえるでしょう。
7種類の豊富な取扱通貨!通貨ペアは14種類も
DMMビットコインでは、ビットコインはもちろん、イーサリアムなどの人気アルトコイン含む全7種類の仮想通貨を取り扱っています。
- ビットコイン
- イーサリアム
- ネム
- リップル
- イーサクラシック
- ライトコイン
- ビットコインキャッシュ
取引可能な通貨ペアは、全14通貨ペアです。通貨ペアとは、取引に使われる2つの通貨の組み合わせのこと。通貨ペア一覧は下記の通りです。
現物取引の通貨ペア
- BTC/JPY
- ETH/JPY
- ETH/BTC
レバレッジ取引の通貨ペア
- BTC/JPY
- ETH/JPY
- XEM/JPY
- XRP/JPY
- LTC/JPY
- ETC/JPY
- BCH/JPY
- ETH/BTC
- XEM/BTC
- XRP/BTC
- LTC/BTC
- ETC/BTC
- BCH/BTC
- ETC/ETH
通貨ペアが多いということは、それだけトレードのチャンスが増えるということ。複数の通貨ペアを監視して儲けの機会を逃したくないという中上級者にとっては、うれしいポイントです。
初心者も使いやすい!無料で使える取引アプリ
DMMビットコインには、投資初心者でも直感的に使えるオリジナルのアプリや取引ツールが無料でが用意されています。
アプリの使いやすさに関しては、ネット上でも高評価を得ていました。
DMMはアプリもありますし、使いやすいのでいいですね。
— よはん (@yohan034) 2017年9月3日
DMMビットコイン、アプリが思いの外かなり使いやすい。
レートも約1秒おきに更新されているので、レバにも使いやすい。ただウィジェットが無い(取り扱い少ないのであっても微妙)のが少し残念。 pic.twitter.com/PmYAY3itsz
— 小林亮平@3/29仮想通貨書籍発売! (@ryoheifree) 2018年1月19日
DMM BitCoinはやっぱり為替で培ってきたものがあるだけあってインターフェースかなり使いやすいし見やすい
— So (@so_Eve5) 2018年1月11日
ちなみにアプリは、iOS・Androidの両方に対応しています。
取引手数料をはじめとした各種手数料が無料!
DMMビットコインでは、現物取引の取引手数料はもちろん、口座開設手数料、口座維持手数料、出金手数料、ロスカット手数料、クイック入金サービスの手数料が無料です。
大手仮想通貨取引所であるbitFlyer(ビットフライヤー)のビットコイン取引手数料が0.01%〜0.15%、アルトコインの取引手数料が0.20%であることを考えると、取引手数料が無料であるだけでも、かなりの強みといえます。
レバレッジ取引でも、新規注文・決済注文や、ロスカット手数料も無料です。ただし、レバレッジ手数料はかかるので注意しましょう。
DMMビットコインの手数料については、後ほどさらにくわしく解説します。
365日・24時間サポート、LINEも対応
サポート体制がしっかりしていると、初心者はもちろん、中上級者も安心して取引できますよね。DMMビットコインでは、365日・24時間休みなく問い合わせ対応を行なっています。そのため、「平日は仕事があるから、土日に取引することが多い」という人も、万が一のサポートについて心配する必要がありません。
しかも、DMMビットコインはLINEでの問い合わせにも対応しているので、「電話での問い合わせが苦手」「ふだんメールを見る習慣がない」という人も手軽に問い合わせができます。
以上が、DMMビットコインの5つのメリットです。とくに、「アルトコインのレバレッジ取引が可能」というメリットは、他の取引所にはない、DMMビットコインならではのメリットです。要チェックしておきましょう。
次は、DMMビットコインのデメリットについて解説していきます。デメリットを理解して、お得な取引を実現しましょう!
DMMビットコインのデメリット
DMMビットコインには、主に2つのデメリットがあります。さっそく、ひとつずつ解説していきます!
現物取引できる通貨が2種類しかない
DMMビットコインでは、現物取引とレバレッジ取引の2種類の取引方法が用意されているとすでに説明しましたよね。
実は、さまざまなアルトコインが取引できるレバレッジ取引と比較して、現物取引では、ビットコインとイーサリアムの2種類しか取引できないという弱点があるのです。
そのため、リップルやネム、ライトコインなどのアルトコインを現物取引したい人は、DMMビットコイン以外の取引所を使うのが無難です。
実質的な手数料(スプレッド)が高い!
DMMビットコインのメリットにて、「取引手数料が無料」と説明しました。それは間違いではありません。しかし、DMMビットコインで現物取引すると、「見えない手数料」である”スプレッド”がかかるという落とし穴があるのです。
スプレッドとは、仮想通貨を売るときと買うときの価格差のこと。DMMビットコインでは、売るときの価格(売却価格)や買うときの価格(購入価格)は、取引所側が設定しています。
そのため、1BTCの相場が100万円であっても、売却価格は90万円、購入価格は110万円と設定がされている場合、売る側・買う側ともに、本来の相場で売買するのにくらべて、10万円分の損をしていることになるのです。当然、売ってすぐ買ったら、20万円の損ということになります。
このように、売却価格と購入価格の差が、「見えない手数料」とよばれるスプレッドなのです。スプレッドが広ければ広いほど(差が大きければ大きいほど)、ユーザーは損をすることになります。
ネット上でも、DMMビットコインのスプレッドの広さについて言及している声が多数ありました。
DMMビットコインはスプレッドが広い事が難点。でも注文はすぐ通るし、使いやすい。
— 鴨 (@QnEqI0Xy0ujLUDk) 2018年4月3日
DMMビットコイン使ってみた。これレバレッジ取引の人用の取引所だね。現物だとスプレッド広すぎて全くお勧めできない。操作も自分には合わなかった。今のところbitbankが一番気に入ってる。
— 野良のブッチ (@fuck_au) 2018年4月28日
この2つのデメリットを考えると、DMMビットコインで現物取引するのはおすすめできない、という結論になりそうです。
DMMビットコインを使うなら、レバレッジ取引を前提に考えると良いでしょう。
DMMビットコインの取扱通貨一覧
メリット・デメリットが理解できたところで、改めてDMMビットコインで取り扱っている通貨の種類を確認していきましょう。DMMビットコインでは、全部で7種類の仮想通貨が取引できます。
- ビットコイン
- イーサリアム
- ネム
- リップル
- イーサクラシック
- ライトコイン
- ビットコインキャッシュ
このうち、現物取引で取り扱ってるのは以下の通りです。
- ビットコイン
- イーサリアム
レバレッジ取引では、7種類すべてのコインが売買できます。
DMMビットコインはどんな人におすすめ?
ここまで、ひと通りDMMビットコインの基本情報を確認してきました。それをふまえて、DMMビットコインを使うべきかどうかを考えてみましょう。DMMビットコインで取引するのがおすすめなのは、こんな人です。
- アルトコインのレバレッジ取引がしたい人
- スマホで手軽に取引したい人
- 多種類のコインを取引したい人
一つずつ解説していきます。
アルトコインのレバレッジ取引がしたい人
アルトコインを取り扱っている取引所は多くても、レバレッジ取引までできる仮想通貨取引所はDMMビットコインを含め2か所だけです。イーサリアムやネムなどの人気急上昇中のアルトコインでレバレッジに挑戦したいなら、DMMビットコイン一択と言えるでしょう。
スマホで手軽に取引したい人
DMMビットコインでは、iOSはもちろん、Andoroid用アプリも完備されています。PC版の取引システムに劣らない機能性でありながら、初心者にも使いやすいと評判なので、「通勤時間などのすきま時間でスマホ場で取引したい」という手軽さを求める人におすすめです。
多種類のコインを取引したい人
DMMビットコインでは、全7種類、14ペアの取引が可能です。これは、他の国内仮想通貨取引所と比べても豊富なほうです。例えば、GMOコインでは全5種類、ビットフライヤーは全6種類となっています。ひとつの取引所で多くの種類の通貨を取引したいという人も、DMMビットコインが向いているといえそうです。
次章では、実際取引するときに重要な、手数料について解説します。
DMMビットコインでお得な手数料は?
仮想通貨をお得に取引するのに重要な「手数料」。DMMビットコインでかかる手数料は、おもに下記の3つに分かれます。
- 入出金手数料
- 取引手数料
- レバレッジ手数料
それぞれ説明します。
入出金手数料・取引手数料は無料!
DMMビットコインは、入出金手数料と取引手数料の2つが無料なのが特徴です。
- 入出金手数料:無料
- 取引手数料:無料
ビットフライヤーやザイフなどの大手有名取引所では、最大756円の出金手数料がかかることを考えると、こうした手数料が無料なのはかなりお得に感じます。
レバレッジ手数料は比較的お得
レバレッジ手数料は、残念ながら無料ではありません。DMMビットコインのレバレッジ手数料は以下の通りです。
- レバレッジ手数料:建玉金額の0.04%/日
ただし、アルトコインのレバレッジ取引ができるもうひとつの取引所、QUOINEX(コインエクスチェンジ)のレバレッジ手数料は、建玉金額の0.05%/日となっているので、DMMビットコインのほうがお得に取引できると言えるでしょう。
手数料は全体的にお得な部類
以上がDMMビットコインの手数料です。有料なことが多い出金手数料が無料なこと、レバレッジ手数料も多取引所に比べて低めなことを考えるとDMMビットコインの手数料は全体的にお得なほうだと言えます。
続いて、万が一の時に役立つ、DMMビットコインのセキュリティ対策について紹介します。
だから安心!DMMビットコインの3つのセキュリティ対策
普及が進んでいる仮想通貨ですが、仮想通貨の大規模な流出がニュースでも大きく取り上げられたこともあり、セキュリティ面でまだまだ不安に感じている人も少なくないでしょう。
そこで重要になってくるのが、仮想通貨取引所におけるセキュリティ対策です。DMMビットコインでは、どのような対策がとられているのでしょうか?3つのセキュリティ対策について解説していきます!
オフラインで保管する「コールドストレージ」を採用
DMMビットコインでは、仮想通貨をオフライン(ネットに接続していない状態)で保管する「コールドストレージ」という体制をとっています。インターネット上で仮想通貨を保管していると、ネットを経由した攻撃に常にさらされることになりますが、オフライン環境で保管することによって、そうしたリスクを回避することができるのです。
不正ログインを防ぐ2段階認証
2段階認証によって、不正ログイン対策も行なっています。2段階認証とは、ログインに必要なパスワードに加えて、もう1段階カギをかけるしくみのこと。これによって、本人以外のログインを防ぐことができます。
万が一の流出でも安心の分別管理
DMMビットコインでは、取引所の資金と、ユーザーから預かっている資金を、別の口座で管理する「分別管理」という方法をとっています。こうすることで、万が一取引所の資金が流出したとしても、ユーザーの資金は物理的に守られることになります。
セキュリティ対策が万全であることはわかりましたが、保証対応には注意が必要です。これから詳しく説明していきます。
DMMビットコインの保証対応は要注意
万が一のトラブルの際、気になるのが保証対応です。DMMビットコインでは、残念ながら、システム障害時の機会損失が補填されることはありません。
ただし、DMMビットコインの公式HPに掲載されている「サービス基本約款」では、損害賠償に関して、下記のような記載があります。
「当社の責に帰すべき事由であっても、その理由の如何にかかわらず、当社が責任を負う損害は現実に発生した直接かつ通常の損害に限るものとし、お客様の逸失利益(得べかりし利益)について当社はその一切の責を負わないものとします。」(第22条)
引用元: DMMビットコイン「サービス基本約款」
要するに、DMMビットコイン側に責任がある場合は、直接的な損害に限り、賠償してくれるということです。
逆に、ログイン情報を使用した利用で発生した場合の損害は、たとえそれが第三者によるものであっても、ユーザーが損害賠償する必要があります(第6条の3)。
DMMビットコインの保証対応が気になる人もそうでない人も、利用の前には必ず「サービス基本約款」を読むことをおすすめします。
DMMビットコインを5段階で評価した結果
アルトコインのレバレッジ取引が魅力のDMMビットコイン!5段階評価で総評していきます!
総合点:★★☆☆☆
このような評価としたのは、主に以下2つの理由があるからです。
- アルトコインのレバレッジ取引には超おすすめ
- 現物取引は種類が少なく、スプレッドも広くていまいち
ひとつずつ解説していきます!
アルトコインのレバレッジ取引には超おすすめ
DMMビットコインの最大のメリットは、アルトコインのレバレッジ取引ができるところです。これができる取引所は国内では珍しいので、挑戦したいと考えている人は必ず一度はDMMビットコインの利用を考えることになるでしょう。
アルトコインの取引手数料やレバレッジ手数料も比較的お得なので、アルトコイン中心で取引していきたい人にはとてもおすすめできます。
現物取引は種類が少なく、スプレッドも広くていまいち
逆に言えば、アルトコインのレバレッジ取引をするつもりがない人にとっては、いまいちな部分がいくつかあります。たとえば、現物取引できる通貨の種類が少ないことや、現物取引時のスプレッドが広いことがそうです。
現物取引一本でやっていきたい人は、DMMビットコインより現物取引に強い、国内大手の取引所の方が使い勝手がよいでしょう。
まとめ
総括では星2つという評価に落ち着いたDMMビットコインですが、他の取引所にはないメリットがありました。ここで2つのポイントをおさらいしましょう。
- 数少ないアルトコインのレバレッジ取引OKな国内取引所のひとつ
- 7種類の豊富な取扱通貨!通貨ペアは14種類
この2つのポイントは、「アルトコインでレバレッジ取引がしたい」「多様な通貨ペアを駆使してトレードのチャンスが増やしたい」と考える中上級者にとって、大きなメリットになります。
スマホアプリや24時間対応のサポートも完備されているので、手軽に、昼夜問わず取引したいと考える人にもおすすめです。
一方で、現物取引を中心に行いたいと考えている人には、物足りない面もあります。具体的には、以下の2つがその理由となります。
- 現物取引できる通貨が2種類しかない
- 現物取引時のスプレッドが広い
そのため、利用の前に、まず自分がどんな取引をしたいのかを考えてから、DMMビットコインを使うべきか否かを決めることをおすすめします。
いずれにせよ、利用前には「サービス基本約款」をはじめとする利用規約の確認を忘れずに行いましょう!