モナコインは、日本初の仮想通貨です。国産の仮想通貨ということで日本国内でのファンも多く、すでにコミケや実店舗で使われている例もあります。
2017年には、価格が最大でリリース時の600倍以上になる急騰を起こし、一気に知名度をあげました。

  • そもそもモナコインって何?
  • どこで使えるのか知りたい
  • モナコイン投資は儲かる?
  • どこで買うことができるの?

今回は、そんな疑問を解決するためモナコインの基礎知識をまとめました。モナコインのメリットやビットコインとの違い、モナコインのこれまでの価格変動の歴史をたどりつつ、今後のモナコインの将来性について解説していきます。

モナコインとは

それではまず、モナコインがどういうものなのかを説明します。主な特徴は以下の3点です。

  • 日本初の”純国産仮想通貨”
  • 通貨の単位はMONA(モナ)
  • web上で気軽に取引が行われている

日本初の“純国産仮想通貨”

モナコイン(monacoin、モナーコイン)とは、仮想通貨の1種です。3000以上あると言われている仮想通貨のなかでも、モナコインは日本初の仮想通貨として有名です。

国産の仮想通貨ということもあり、日本国内ではすでに一定のコミュニティを獲得している点が特徴としてあげられます。

通貨単位はMONA(モナ)

モナコインは、MONA(モナ)という単位で数えられます。2014年のリリース当初は1MONA=3円程度でしたが、その後の急騰・急落を経て、現在では1MONA=400~600円程度に落ち着いています(2018/01/30時点)。

一時期は1MONA=2000円台にまで高騰したこともあり、年々認知度とともにレートも上昇してきている、注目株の仮想通貨の一つです。

web上で気軽に取引が行われている

実はモナコインというのは、ネット上の匿名掲示板「2ちゃんねる」で誕生したものなのです。そのためネットユーザーに馴染みが深く、2ちゃんねるはもちろんTwitterなどのコミュニティですでに気軽に取引が行われているのです。
その中でも有名なのが“投げ銭”と呼ばれるもので、WEB上で無料コンテンツを提供している人にチップとしてモナコインを送ります。
モナコインの「モナ」は、2ちゃんねるで誕生したアスキーアート「モナー」が基となっています。

このような特徴があるモナコインですが、すでに仮想通貨の代名詞と言われるビットコインとはどんな違いがあるのでしょうか?その違いについて、次の章で詳しく解説していきます。

ビットコインとモナコインの3つの違い

すでに有名になっているビットコインと、今注目されているモナコインはどんな違いがあるのでしょうか?その違いについて解説します。*数値はすべて2018/01/30時点のものです。

1.モナコインの総発行枚数はビットコインの約5倍

仮想通貨は、発行枚数があらかじめ決められています。ビットコインの発行上限枚数が2100万枚であるのに対し、モナコインの発行上限枚数は1億512万枚であり、その差は約5倍になります。

一般的に発行枚数が少ないほど希少価値が高いため、発行上限枚数だけをみれば、ビットコインの方がより市場価値が高いと言えます。

2.取引処理(ブロック生成)時間がビットコインの1/3

モナコインは、ビットコインに比べて約1/3の時間で取引処理することができます。それに対し、モナコインの取引処理時間は約90秒です。

取引処理の時間が早いということは、それだけ送金や決済が早くできるということを意味します。つまり、ビットコインよりもモナコインのほうが楽に実用できる、ということになるのです。

3.国内で使える場所が多いのはビットコイン>モナコイン

モナコインは、ビットコインに比べて使える場所が限られています。ビットコインが使える国内店舗数は4200店舗(2016年末時点)ほどありますが、モナコインが使える店舗はそれほど多くはありません。

これだけ見れば、ビットコインの方が優れていると思えます。しかし、モナコインは日本発祥の仮想通貨ということもあり、日本の文化に根ざした活用がされています。数ある仮想通貨の中でも、モナコインが優れている点について紹介していきます。

モナコインの覚えておくべき3つの特徴とは?

これだけ多くの仮想通貨がある中で、モナコインが注目されているのは相応の理由があるからです。中でもモナコインが優れている理由は、以下の3点です。

  • 世界で初めてsegwitを導入
  • ビットコインの価格に左右されにくい
  • 根強いファンがいる

1.世界で初めてsegwitを導入

モナコインは、世界に先駆けてsegwit(セグウィット)というシステムを導入した仮想通貨でもあります。

segwitとは、処理能力不足のせいで手数料が高騰したり送受金の時間がかかりすぎたりする問題を解決するためのシステムのことです。今ではビットコインもこのsegwitを導入しています。

モナコインはsegwitを導入していることで、手数料の暴騰や取引時間の遅滞を防ぐことができるというのが最大のメリットです。

2.ビットコインの価格に左右されにくい

国産仮想通貨ならではの優位性として、「ビットコインの価格に左右されにくい」点があげられます。

ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと呼びますが、ほとんどのアルトコインはビットコインを通して取引を行なっています。

しかしモナコインは国産の仮想通貨のため、ビットコインではなく日本円での取引が非常に多く、結果的にビットコインの値動きに影響を受けにくいというメリットがあるのです。

そのため、ビットコインやそれに連動して値動きするアルトコインだけを保有するよりは、モナコインも合わせて保有しておくことがリスクヘッジに繋がる可能性があります。

2.根強いファンがいる

根強いファンがいるということは、仮想通貨において非常に大きなメリットとなります。
モナコインの優位性として、コミュニティの厚さがあげられます。オタク文化の中心地ともいえる「2ちゃんねる」発祥の仮想通貨というだけあって一定の層から根強い人気があり、投機目的以外に、「ただモナコインを応援したい」という気持ちからモナコインを購入する人もいるほどです。

2017年10月には、130万円の私財を投じて秋葉原の公衆ビジョンでモナコインの動画広告を流した「モナコイナー」(=モナコインのファン)が現れ、モナコインの人気度を象徴するエピソードとなりました。

こうした人気から、モナコインの価値はとてつもなく高騰します。その歴史と現在の相場について、次の章以降で詳しく解説していきます。

モナコイン高騰の歴史

まず最初に、相場の動きを可視化するために以下のグラフをご覧ください。

モナコイン相場チャート

上記は、2014年5月からのモナコインのチャート図です。ある時期を境に、急激に価格が上昇していることがわかります。

モナコインが正式リリースされたのは2014年1月。リリース時は1MONA=3円程度で、仮想通貨の中でもマイナーな存在でした。

そんなモナコインが急激に注目を集めたのは、国内最大手取引所であるビットフライヤー(bitFlyer)に上場してからです。上場後には史上最高値である1MONA=706.7円を記録し、その後も変動を続けながら、2017年12月には1MONA=2,000円まで急上昇しました。これはリリース時に比べ、なんと約600倍にもあたる価格です。

そこに至るまでには、きっかけとなった3度の急上昇があります。

相場の変動が激しい仮想通貨の中でも、モナコインの急激な価格変動は少し特殊です。このような変動を記録した理由を、歴史を紐解きながら解説していきます。

1度目の急上昇はリリースからわずか8ヶ月

モナコインは、2014年1月の正式リリースからわずか8ヶ月後になる8月、リリース時の33倍まで価値が急上昇しました。1MONAあたりの価値は99円になり、これが1度目の急上昇と言われています。

この背景には、テレビ番組や著名人がモナコインについて言及したことがあり、モナコインがネット上の人達だけでなく、一般層まで知れ渡るきっかけとなりました。

2度目の急上昇はsegwitの導入やZaifへの上場

99円への急上昇後、相場は再び2〜3円程度に下がります。しかしその後、大手仮想通貨取引所であるZaifに上場したり、先述のsegwitを世界ではじめて導入したりすることで、価値が再上昇しました。これにより1MONA=50円台まで上昇し、後に安定するようになりました。

3度目の急上昇はビットフライヤー上場

モナコインの相場の中でも最も大きい3度目の急上昇は2017年10月に起こりました。これはなんと1年前と比べると600倍もの高騰となりました。
この急騰の主な原因は、最大手の取引所であるビットフライヤー(bitFlyer)にモナコインが上場したことでしょう。

相場は2度目の急上昇で1MONA=50円程度だったものが、ビットフライヤー上場で一気に1MONA=706.7円まで急騰したのです。

その後もモナコインの高騰は止まらず、インフレ状態となります。2017年12月には、なんと1MONA=2,000円台にまで急激に価格を伸ばしたのです。この急騰に直接的な原因はありませんが、背景のひとつとして仮想通貨自体のバブル的盛り上がりがあると考えられます。ビットコインをはじめとした仮想通貨全体の価格が急騰したのにともない、モナコインもかつてない上昇幅をみせたということです。

そうしたバブルがいったん落ち着いた現在、1MONAは約500〜600円台を前後しています。それでもリリース時に比べれば、順調に価格を伸ばしていると言えるでしょう。

相場が落ち着いた今、モナコインに投資をしたら儲かるのでしょうか?それについて、次の章で詳しく解説していきます。

今モナコインは儲かる?

アルトコインの多くは、ビットコインと連動して価値が上下しています。しかし、先述の通りモナコインはビットコインの影響を受けにくいと言われています。それでも、仮想通貨全体の相場が不安定な今、モナコインに投資して儲かるかどうかは非常に予測しづらい状態です。
そこで、モナコインの過去1年間の相場変動を示したグラフを基に、儲かるかどうかを解説していきます。

上記は、モナコインのここ1年間の相場です。

価格が急騰した2017年12月から徐々に下がり、現在は434円となっています(2018/02/03時点)。

現在、仮想通貨全体が値下がりしているため、モナコインもそれと連動して下がっているというのが現状です。

短期的な視点でいえばこのまま下がり続ける可能性はありますが、超長期的な視点でいえば、仮想通貨全体が上昇していくという仮定のもとで、モナコインの価格も上昇していく可能性は高いです。

アルトコインは1,000以上の種類があると言われていますが、そのなかでもモナコインは国内知名度も高く、使える場所も少なくないため、信頼性は低くはありません。

一攫千金を狙って下手なアルトコインに手を出すくらいなら、国産仮想通貨を応援する気持ちでモナコインを保有しておくのも悪くない手だといえるでしょう。

次の章では、モナコイン取引ができる仮想通貨取引所を紹介します。

モナコインを取り扱っている取引所紹介

モナコインは現在、5ヶ所の仮想通貨取引所で購入することが可能です。それぞれの取引所の特徴を解説していきます。

1.ビットフライヤー(bitFlyer)

ビットフライヤーは、日本最大級の仮想通貨取引所です。ビットフライヤーでは、ビットコインを含む7種類の仮想通貨の取引が可能です。モナコインの取り扱い2017年10月から開始しており、その影響でモナコインの価格が大きく上昇したのは先に述べたとおりです。

URL:https://bitflyer.jp/

2.ザイフ(Zaif)

ザイフは、モナコインの取引高で世界最大を誇る取引所です。ザイフでモナコインを取引するメリットとして、スプレッド(売る時と買うときの価格差)の狭さがあげられます。スプレッドは狭い方が利益を出しやすいため、長期保有ではなく短期的に売り買いして利益をあげたいと考えている人は、ザイフでの取引がおすすめです。

URL:https://zaif.jp/

3.ビットバンク(bitbank.cc)

ビットバンクは、上記ふたつの取引所に比べると知名度は劣りますが、アルトコイン(ビットコイン以外のコイン)の取引には定評がある取引所です。

モナコインの取引手数料が無料のため、手数料を気にせず取引したい人におすすめです。

URL:https://bitbank.cc/

4.ビットトレード(BitTrade)

ビットトレードは、ビットコインを含む6種類の仮想通貨が取引可能な仮想通貨取引所です。他の取引所と比べると手数料は高めのため、あえてビットトレードでモナコインを取引するメリットは多くありませんが、普段からビットトレードを使い慣れているという方は、そのままモナコインの取引をしても良いでしょう。

5.フィスコ仮想通貨取引所(fisco)

フィスコ仮想通貨取引所は、JASDAQにも上場している株式会社フィスコのグループ子会社です。ビットコインやモナコインのほかに、フィスココイン等の株式会社フィスコが発行するトークンも取引できる点が特徴です。

モナコインは購入したらそのまま通貨として支払うことも可能です。どんなお店やシーンで使えるのかを詳しく解説していきます。

モナコイン支払いができるところが増えてきている

モナコインの特長の一つとして、使える場所やサイトが多いという点があげられます。

ビットコインとモナコインのみで買い物ができる総合ショッピングサイト「bitcoinmall(ビットコインモール)」や、オンラインウォレットサイト「Monappy(モナッピー)」などが有名ですが、最近では実店舗でも使えるお店が増えてきています。

さらに、世界最大の同人誌即売会である「コミックマーケット」でも使用できる例があります。

ここでは、モナコインが使えるリアル店舗やコミケで使える例をご紹介します。

1. ark

秋葉原にあるパソコンショップです。パソコン以外では、ゲームや自転車パーツなどの取り扱いもあります。arkはネットショップも運営していますが、実店舗・ネットショップともにモナコインでの支払いに対応しています。

2. アイラボファクトリー

アイラボファクトリーは、名古屋市にある日本初のiPhone修理専門店。ここでは、iPhoneやiPadの修理料金を、モナコインで支払うことが可能です。実店舗は名古屋市のみですが、全国配送での修理も受け付けているため、遠方に住んでいても利用可能です。

3. コミケ

コミケでも、モナコインを使えるケースが増えてきています。モナコイン支払いを受け付けているサークルで「MONA払いで」と告げれば、専用のQRコードを読み込むことで即決済が可能です。

モナコイン決済を導入したサークル主のブログでは「決済が早くて実用的だった」「手数料無料がうれしい」などが記されており、モナコインの取引処理時間の速さとそれにともなう実用性が証明されてきていることがうかがえます。
参考:https://monappy.jp/memo_logs/view/sunoho/2124
参考2:https://urerunet.shop/ec/monacoin_1

まとめ

  • モナコインは日本発祥の仮想通貨
  • 通貨としてそのまま使える場所が多い
  • 3度の急上昇を経て現在の相場は落ち着いている
  • 国内で取り扱っている取引所は5ヶ所

2017年10月から同年末にかけて、価格とともに知名度も急上昇しているモナコイン。現在はバブル的高騰がいったん落ち着き価格も400〜600円台にまで下がりましたが、それでもリリース時に比べるとかなりの上昇と言えます。

すでにオンラインのみならずオフラインでもモナコインで決済できる店舗やイベントが登場していたり、熱心なファンであるモナコイナーたちによって支えられていたりしています。

大手取引所でもモナコインの取引が可能になっていることからも、今後のモナコインの将来性は比較的高いと考えられます。まずは日本産の仮想通貨を応援する気持ちで、少額からでも取引を開始してみるのも良いでしょう。