目次
仮想通貨「Factom(ファクトム)」とは
仮想通貨「Factom(ファクトム)」とは、2015年に公開された米国発の仮想通貨(というかデータ認証プロトコル)です。ファクトムは、正確で、改変不可能で、第三者が検証可能な、データの記録を提供する機能を有しており、ブロックチェーン上に改ざん不可能なデータ記録のレイヤーを構築します。「ある時点においてあるデータが存在した」ということを証明することが可能なプラットフォームです。仮想通貨としての正確な名称は「factoid(ファクトイド)」です。
ビットコインブロックチェーンは金融取引を記録するための台帳ですが、ファクトム・ブロックチェーンはあらゆるタイプのデータを格納するように設計されています。ファクトムを使うことで、利用記録、貸付記録、証券、保険、医療等の分野におけるありとあらゆる書類や記録を分散的に管理、追跡、監査でき、中央的なシステムに比べ、より安全に確実にデータ管理ができるようになります。
仮想通貨「Factom(ファクトム)」の概要(基本情報)
仮想通貨「Factom(ファクトム)」の基本情報は以下の通りです。
通貨単位
通貨単位はFCTです。
拠点
Factom(ファクトム)は米テキサス州オースティンを本拠としています。
創設者
創業者はPeter Kirby。その他のチームメンバーについては以下に記載されています。
参考:Meet the Team|The best group of Factomizers you’ll ever meet
株主
現在までファクトムに投資しているベンチャーキャピタルは、
- Draper Associates
- Propertyinfo Corporation
- Star Vista Capital
- CashBUS
- BnkToTheFuture
- Fenbushi Corporation
- Fenbushi Investment Fund
- China Canada Angels
- Plug and Play
- Tospring Technology Limited
など 10社にも上り、また個人投資家として、
- Kevin Spiers
- Darla Spiers
- Hillary Ryan
- Leon Fu
- Roland Hicks
らが出資を行なっています。
価格・チャート
2017年9月9日現在において、Factom(ファクトム)の価格は2913円です。これまでの価格推移のチャートについては、以下のサイトをご覧ください。
参考:Factom Chart
発行枚数
発行枚数は4,379,973枚 です。
時価総額
2017年9月9日、Factom(ファクトム)の時価総額は$231,622,772 であり、仮想通貨時価総額ランキングで33位につけています。詳細については、以下のサイトをご覧になると良いと思います。
参考:CryptoCurrencyMarketCapitalization
リリース日
リリース日は、2015年6月です。
ホワイトペーパー
Factom(ファクトム)のホワイトペーパーはこちらからご覧下さい。
仮想通貨「Factom(ファクトム)」の特徴
ファクトムの特徴は以下の通りです。
低コストで安全にデータを管理することができる
ファクトムを活用することで、低コストで安全にデータを管理することができます。
ウォール街の企業「Intrinio」と提携
Factom(ファクトム)は、ウォール街に本拠を置く企業「Intrinio」と提携することを発表しています。株式のデータをブロックチェーン上に記録し、強靭かつ透明性の高い仕組みを構築することを目的としています。
米国土交通省およびビル&メリンダ財団と提携
ファクトムは米国土交通省およびビル&メリンダ・ゲイツ財団と協力して、ブロックチェーン技術を活用して、住宅ローン市場のデータ管理を行っていくことを決定しました。ファクトムを利用することにより、以下のような効果を狙っています。
- 恒久的なデータ記録・保持及び索引を可能とし、デューデリデンス(調査)や審査時間を大幅に短縮、監査をスムーズにする
- 各ドキュメントデータを参照するソースを単一とし、編集・参照も同一データであることを証明。データが”本物”であることを証明、あるいは担保する。
- 各ドキュメントデータを編集する際に正当且つ透明性なアクセス権限を管理し、リアルタイムで各ドキュメントの編集を”不変の監査追跡”で正しい編集履歴をオープンな場で管理する
④:カウラ株式会社と株式会社アトリスがファクトムブロックチェーンを活用
以下、プレスリリースです。
ブロックチェーン・プラットフォーマーをめざすカウラ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 岡本克司)は、人事給与、会計、医療物流システムを開発する株式会社アトリス(本社:東京都世田谷区、代表取締役 安光正則)と、Factomブロックチェーンを使用して、利用記録管理システム(以下「本システム」)を共同開発することに合意しました。本システムを使用することにより、基幹システムがマイナンバーの処理(追加、変更、削除、参照)をした場合に生成するアクセスログの真正性、無改竄性が担保されます。また両社は同「利用記録管理システム」のプロモーションを協業して行ってまいります。
参考:Factomブロックチェーン・ベースの「利用記録管理システム」をカウラとアトリスが共同開発で合意
仮想通貨「Factom(ファクトム)」の評判・口コミ
仮想通貨「Factom(ファクトム)」の評判・口コミは以下の通り。
ポジティブな評判・口コミ
ポジティブな口コミについては、以下の通り。
[chat face=”man1″ name=”” align=”left” style=”type1″]業界では珍しい実態のあるまともなプロジェクト。地に足がついている。[/chat]
[chat face=”woman1″ name=”” align=”left” style=”type1″]一見すると、地味なプロジェクトですが、そのポテンシャルはかなり途方もないレベル。コインチェックで保有しています。[/chat]
ネガティブな評判・口コミ
ネガティブな評判・口コミについては以下の通り。
[chat face=”man1″ name=”” align=”left” style=”type1″]ビットコインやイーサリアムのようなメジャーなプレイヤーになれるのか疑問[/chat]
[chat face=”woman1″ name=”” align=”left” style=”type1″]いつ実際に使われだすのかがわからない。[/chat]
仮想通貨「Factom(ファクトム)」の今後の将来性
新規事業の成功のために必要なことは、
- 将来有望な市場において
- 適切なタイミングで参入すること
にあると思っていまして、ファクトムが提供する機能である文書管理や土地登記管理は国や業界を問わず、必要とされていくものですので、マーケットのサイズは非常に大きく、将来有望だと考えております。
一方、ファクトムのような機能はNEM(ネム)も有しており、このあたりの競合関係も今後の焦点のひとつとなってくる可能性があります。
仮想通貨取引所についても以下の記事で一覧を記載しているので、ご覧頂けると幸いです。